科学が証明!ストレス解消法
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人間は損失が頭をよぎるとリスクを取る意思決定をしてしまう
人間の意思決定における心理的要因を説明する行動経済学の理論に、「プロスペクト理論」と呼ばれるものがあります。ざっくり言うなら、「人は損失を回避する傾向があり、状況によってその判断が変わる」という理論…
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目標を掲げてもうまくいかない人が今すぐすべき1つのこと
目標を掲げたものの、思うようにうまくいかない。「異性にモテるために自分磨きをしている」「資格を取るために勉強をしている」──そうした目標があるにもかかわらず思い通りにいかない人は、目標設定を見誤って…
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選択を見誤らないために事前に情報や環境を整理する…考えすぎない
選択や決断において「情報過多」は時に弊害となってしまいます。以前、このコラムで紹介した、ラドバウド大学の心理学者ダイクスターハウスが行った中古車を使用した実験でも「考すぎない無意識の判断を軽視できな…
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動揺してストレスを感じた時はどうすればいいのか?
酷暑とも言える猛烈な暑さが日本列島を襲っています。それに伴い、大気が不安定となり、各地でゲリラ豪雨や線状降水帯が発生しています。大雨による被害も珍しくなくなっているため、災害時にどのような対応を取る…
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小休止を挟むと記憶が定着しやすくなる…海馬に良い変化を与える
トイレに行くと、突然アイデアが降ってきた--。以前、このコラムで、「ボーっとすると脳は平常時の15~20倍のエネルギーを使うため、アイデアも湧きやすくなる」という研究を紹介しました。 何か行…
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嫌な記憶を「新しい記憶」で塗り替えよう…行動が重要になる
人間の記憶には、いくつかの種類があり、主に「宣言的記憶」と「非宣言的記憶」に分かれるといわれています。 前者は、言葉にできる記憶のことを言い、意識的に思い出すことができる記憶のことを指します…
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自分は幸運と思えば幸運な結果を、不運と思えば不運な結果を招く
私の新刊である「世界の研究101から導いた 科学的に運気を上げる方法」が発売されました。 タイトルが示す通り、「運」について考えた一冊となっていますので、日ごろから「自分はツイていないな」な…
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SNSの落とし穴…偽情報も繰り返されれば真実だと思い込む
何度も同じ内容を繰り返されると、たとえそれが疑わしくても信じてしまうことがあると思います。 たとえば、友人から「あの店のパスタ、おいしかったよね」と言われたとします。行った記憶がないため、「…
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部下を成長させたければ結果ではなくプロセスを具体的に褒めよ
「最近の若者はダメだ」と嘆く世のビジネスパーソンや教育者の声をよく聞きます。ですが、今に始まった話ではなく、紀元前の書簡にも「最近の若者は……」と書かれていたといった話があります。 いつの時代…
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日本語における「相づち」は単なる応答ではない…共感の手段
日本人は、会話において独特の文化を持っているといわれています。 例えば、「はい」と「いいえ」。「昨日はよく眠れましたか?」といった質問を、日本語のほかに英語や韓国語、オランダ語といった各国の…
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人と接するときは「ツンデレ」で…好印象を与え作業意欲を高める
普段は冷たく無愛想な態度(ツン)を取っているものの、特定の人や状況下では甘えた優しい態度(デレ)を見せることを「ツンデレ」と言います。 奈良先端科学技術大学院大学の研究チームが、ツンデレ的な…
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「動かない時間」が増えるほど疲労が残る…脳や心身に悪影響
世の中が便利になればなるほど、あまり動かずにいろいろなことができるようになります。分かりやすい例で言えば、スマホがあればスマホ上からフードデリバリーを注文できるし、いつでも好きな音楽を聴くことができ…
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恋は条件反射…科学的に「モテ」を考えればあなたもモテる
「モテる」という言葉があります。広辞苑によれば、「もてる」は「もてはやされる。ちやほやされる。人気がある」という意味になります。 「モテる」とカタカナ表記が交じることも珍しくないこの言葉は、実は…
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「記憶」は想像以上に曖昧…容易に真実と塗り替えられる
「サブリミナル効果」という言葉があります。映像の中に、見ている本人が気づかないような速さで刺激となる映像を見せると、見ている人は無意識にその隠された映像によって影響を受けてしまう効果です。 こ…
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男性は「行動」、女性は「性格」…怒りのポイントが違う
異性とケンカをしてしまったとき、なかなかうまく対処できなかった経験はありませんか。 それは、基本的な傾向として、男性と女性は怒り方が違うからです。そして、そういった違いは、男性と女性の脳の構…
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行列は嫌なのに、行列ができている店に並んでしまうワケ
「一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う」ということわざがあります。一人が普通でない行動をすると、大勢の人が付和雷同して騒ぎが大きくなるたとえのことです。 身近な例でいえば、行列ができているお店を発見…
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座る「位置」を変えるだけで、深い話ができるようになる
日本人は目線を合わせるのが苦手な国民だと言われています。特に、男性は異性と話すときに相手の目を見ずに話すことが多いとも。 せっかく食事の席に来たものの、なんだかソワソワしてしまい、うまく話せ…
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ネガティブな言葉の前提をつくらない…それが脱ストレスになる
言葉というのは、使い方によって物事の印象を変えてしまう力を持ちます。たとえば、事故の映像を見て、それを第三者に伝えるとき、「激突した」と伝えたときと、「当たった」と伝えたときでは印象が大きく変わると…
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読書をする人としない人とでは、平均寿命に2年の違いがある
「読書療法」(ビブリオセラピー)という言葉を知っていますか? 心の病気(うつやノイローゼなど)がある人たちに対して、読書をすることで治療を施すプログラムです。 日本ではあまりなじみがないかもし…
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考えている以上に「ストレス」は病気の引き金になる
「ストレスは体に悪い」ということは、今さら説明するまでもないと思います。しかし、実際にどれくらい悪影響を及ぼすものなのかきちんと認識している人は少ないかもしれません。漠然と「ストレスは良くない」と思っ…