上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」
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心臓に空気が入り込む「空気塞栓」は深刻なトラブルを招く
去る7月、兵庫県立こども病院が起こした「空気塞栓」の医療過誤について、患者と家族に謝罪しました。昨年5月、未就学(10歳未満)の男児に実施された心臓手術において、誤って心臓内に空気が入り込み、空気が…
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「心房中隔欠損」は治療しないと40歳で寿命を迎えるは本当なのか
「心房中隔欠損」という先天性心疾患があります。心臓の上部にある左心房と右心房を隔てる壁=心房中隔に、生まれつき穴があいている病気です。出生児の約1500人に1人の割合で起こるといわれています。 …
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AIが進化すればするほど人間対人間の医療が見直されるだろう
前回、前々回と、「超聴診器」を利用した遠隔医療支援システムについて触れました。自宅にいる患者さんが、あおむけの状態で小型の機器を胸の上に置くと、心音や心雑音などが計測され、その生体データを基にしたA…
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「心雑音」は心臓病の疑いをスクリーニングできる有効な指標
前回、患者さんが自宅で超聴診器を使って「心音」を計測し、心臓病の診断や管理に役立てるシステムを紹介しました。計測したデータは独自のアルゴリズムとデータ処理によって記録され、遠隔地に従事するかかりつけ…
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“超聴診器”で計測する「心音」は重要な判断材料になる
今年4月、AMI株式会社という医療系ベンチャー企業が、「超聴診器」を利用した遠隔医療支援システムを正式スタートしました。同社が開発した超聴診器は、正式には心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器と…
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てんかん患者の心臓手術は抗てんかん薬の管理が重要になる
心臓病は65歳以上の高齢者が圧倒的に多い病気です。厚労省が発表している2022年の人口動態統計によると、心疾患で亡くなった人は23万2879人で、そのうち65歳以上が21万7411人と約93%を占め…
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「頭痛」の裏に心臓トラブルが潜んでいるケースがある
頭がズキズキしたり、ズーンと重く圧迫感が続いたり……「頭痛」を経験したことがないという人はいないでしょう。片頭痛や緊張性頭痛など、日本人の4人に1人は慢性的な頭痛を抱えているといわれ、とても身近な症…
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高血圧を指摘されたらすぐにでも薬で下げてしまうほうがいい
「薬を飲み始めたら、一生、飲み続けなきゃいけないんですよね?」 「薬を飲む前に、まずは食生活や運動習慣の改善から始めたいのですが……」 血圧が高くなってきて、降圧剤の服用が必要になった患…
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心臓病がメンタルヘルスに悪影響を与えるケースがある
前回、メンタルヘルス疾患と心血管疾患は密接に関係しているとお話ししました。うつ病や統合失調症を抱えている人は、心血管疾患の発症や死亡のリスクがアップするという報告がたくさんあるのです。 それ…
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メンタルヘルス疾患と心臓病は密接に関係している
厚労省の調査によると、メンタルヘルス不調の悪化による精神疾患を抱える患者数は、2002年の258万4000人から、17年は419万3000人まで増えています。 また、経済協力開発機構(OEC…
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医師が簡単に患者の寿命を決めてしまってはいけない
慢性心不全の患者さんが急増する「心不全パンデミック」を乗り切るためには、「治療エビデンスのある薬の活用」と「生活習慣の改善」のバランスを考えることが大事だと前回お話ししました。QOL(生活の質)を優…
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心不全パンデミックを乗り切るために「薬」と「生活習慣」のバランスを考える
「慢性心不全」についてのお話を続けます。急性心筋梗塞を発症しても、治療の進歩によって一命を取りとめる患者さんが増えたことで、その後に慢性心不全を発症する患者さんも増えました。そうした状況もあって、近年…
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心筋梗塞後の心不全…命が助かってから別の病気を招くケースが増えた
近年、日本では「心不全」の患者さんが増えていて、中でも注意したいのは「心筋梗塞を起こした後の心不全」だと前回お話ししました。 カテーテル治療の進歩により、急性心筋梗塞を起こしたら、まず循環器…
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心筋梗塞を起こした後の心不全が急増しているのはなぜなのか
俳優の中尾彬さん(81歳)、振付師の真島茂樹さん(77歳)と、「心不全」による訃報が相次ぎました。 高齢化が加速している日本では「心不全」の患者さんが急増していて、「心不全パンデミック」への…
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熱中症を防ぐにはまず「脳を冷やす」を意識する
「熱中症」に注意しなければならない季節を迎えました。熱中症とは、気温と湿度が高い環境で、体内の水分や塩分が失われたり、体温の調節機能が利かなくなることで体温が異常に上昇し、めまい、吐き気、頭痛、けいれ…
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心臓の健康にいいダイエットとはどのようなものなのか
これまで何度もお話ししてきたように、「肥満」は心臓にとって大敵です。多くの研究から、高コレステロール、高血糖、高血圧のリスクを高め、動脈硬化を促進して、心血管疾患を発症しやすくすることがわかっていま…
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現役世代も65歳以下も「人間ドック」は有用…治療の信頼度も確保できる
前回、40~65歳くらいの世代が心臓を守るために受けておくべき検査についてお話ししました。その年代は生活習慣病による心臓や血管の問題が生じ始めるケースが増えてくるため、一度は造影剤を使わない単純CT…
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20~40歳は「血液検査」で生活習慣病の兆しを把握する
心臓を守り、突然死を防ぐために受けておくべき検査は、年代によって変わってくると前回お話ししました。今回は働き盛りの中高年世代について取り上げます。 まず、20歳代から40歳くらいまでは詳細な…
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心臓を守るために若年世代は「心電図検査」を受けておく
健康診断のシーズンです。職場や自治体で行われている健診や人間ドックを受診するのはもちろん有意義ですが、心臓を守るためにとりわけ重要といえる検査についてお話しします。 突然死を防ぐためにも受け…
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はやりの「16時間断食」は心臓にとってマイナスなのか
近年、効果が期待できるダイエット法として「16時間断食」が話題です。1日24時間のうちの16時間は一切何も食べず、残りの8時間は自由に好きなものを飲食してよいというダイエットです。われわれ人間は、通…