今、こんな「昭和の街」が大ブーム
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酔ったオヤジの“ジャズ話”を若い女性2人が聞かされる蒲田の風景
JR蒲田駅西口を出て右に行くと線路沿いに飲食店がずらりと並び、その先の工学院通りまでこの辺りは毎晩大賑わいのエリアだった。 「だった」と過去形なのは、その栄光は西口を出て左側の池上線沿いのバー…
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アラ還は1人前で満腹に 昼間から盛り上がる蒲田の名物「羽付き餃子」の歴史
西島三重子の「池上線」がヒットしたのは昭和51年。 当時の池上線は昭和初期の古いタイプで車両は緑色、車内の床は油の染み込んだような木製だった。今では3両編成以外はすべてが新しくなったが、なぜ…
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五反田の名店をはしご…「日南」ではさつま白波のお湯割り&ハラミの切り落とし、蘇る先代との思い出
待ちに待った11月。何を待っていたかって? 牡蠣ですよ、牡蠣! 旬は10月からなんですが、この夏の猛暑でずれ込んだらしく、ほとんどの洋食屋さんは11月から。「カキフライ始めました」の張り紙と…
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古き良き昭和・五反田…オーロラソースがけメンチの後は角打ちで 若者の会話にほくそ笑む
前回の記事を読んだ方から、当時、五反田日活で見たのは何という映画だったかという問い合わせをいただいた。 忘れもしない「悶絶!!どんでん返し」。鬼才・神代辰巳の傑作。主演はSMの女王・谷ナオミ…
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希少価値高まる五反田で「エスニック風の豚スジ煮」とホッピーをぐびり
今回の舞台である五反田は昭和的なエリアが残っている数少ない街のひとつだ。 ここ数年で開発が進んで、でかいビルが乱立。どぶ川といわれていた目黒川は鷺が舞い降りるなど、きれいな川に変身した。昔の…
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昭和31年創業の老舗もつ焼き屋を3代目が継ぐまでの紆余曲折
品川で打ち合わせを終えたアタシは激しく悩んでいた。ときは13時。昼飯のことである。 ガッツリいきたくて朝食を抜いてきたため、品川駅前の「つばめグリル」でハンブルグステーキにグラスビールか、大…
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あふれる冷や酒で甘くなった舌をマティーニで締める
大森は池上通りをはさんで、山王の高級住宅街と大衆的な飲食街に分かれる。山王から馬込にかけて山本周五郎など多くの文士が住んでいたのは有名な話。今日はもちろん飲食街へ。 東口前には飲食街が大きく…
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大井町にはオフとオフ・オフが…ボンカレーの看板を見ながら炭火焼き鳥とホッピーで人心地
ミュージカルの本場ブロードウェーにオフ・ブロードウェーとオフ・オフ・ブロードウェーがあるように、大井町にもオフがある。東小路はオフ大井町、その先に延びている平和小路はさしずめオフ・オフ大井町といった…
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まるで「戦後の闇市」のような大井町の一角でセンベロ 亡き父の若き日を思う
もう30年も前に他界したアタシの親父が高校を卒業して東京に出てきたのが昭和28年。初めて就職した先が大森にある大手電気機器メーカーの下請け会社だった。 茨城出身の親父は東京の仲間から「エバラ…
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昔見た見せ物小屋の雰囲気を思い出したライブステージ
知らない町に行って酒が飲みたくなったとき、どんな店を選ぶかで、飲み手の酒飲み偏差値が分かる。昔、何も情報がないときは焼き鳥屋を探せ、と先達に教わったことがある。その先達は若いころ世界中をバックパック…
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大量のニンニクのチャーメンの鼻を突き抜けるうまさ
「伊勢佐木町ブルース」を初めて聞いた時の衝撃はいまだに忘れることはない。あのため息と、しゅづびづびづびづびずヴぁ~というスキャットにどれだけ悩まされたものか。この曲がヒットしたのは昭和43年。青江三奈…
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歴史的な逸品、満州焼きを頬ばる
その昔は危険だから女性は足を踏み入れてはいけない場所といわれていたものだ。それが今では考えられないくらいに若い女性たちでにぎわっている。といっても怪しげなエリアはまだある。昭和の面影は残っているのが…