2023年 社長交代の通信簿
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丹羽俊介JR東海社長は「リニア開業」に反対する川勝平太・静岡県知事を説得できるのか
JR東海(東海旅客鉄道)は4月1日、丹羽俊介副社長(58)が社長に昇格した。金子慎社長(68)は代表権のある会長に、柘植康英会長(70)は取締役相談役に退いた。 丹羽氏は1989年の入社。8…
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三井住友銀行・福留朗裕頭取は「トヨタイズム」の忠実な実践者、“終わったヒト”からの生還
三井住友銀行は旧三井銀行出身の福留朗裕専務執行役員(60)が4月1日付で頭取に昇格した。旧住友銀行出身の高島誠頭取(65)は会長に。親会社三井住友フィナンシャルグループ(FG)の太田純社長(65、旧…
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アステラス製薬幹部社員が逮捕…中国進出の日本企業に衝撃、現地幹部に不安広がる
国内2位のアステラス製薬は5年ぶりに社長が交代した。4月1日付で、岡村直樹副社長(61)が社長最高経営責任者(CEO)に昇格し、安川健司社長(63)は代表権のある会長に就いた。 岡村は19…
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ユニクロ北米事業を黒字化させた取締役が新社長に 「ポスト柳井」の最有力候補になれるのか
ユニクロやジーユーを展開するファーストリテイリングは9月1日、事業子会社ユニクロの社長交代を行った。取締役の塚越大介(44)が社長兼COO(最高執行責任者)に就任。オーナーである柳井正ファストリ会長…
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「西武HD」18年ぶり社長交代は“後藤院政”の始まり? 2代続けて旧第一勧銀出身者がトップに
西武ホールディングス(HD)は18年ぶりに社長が交代した。4月1日付で社長の後藤高志(74)が会長兼CEO(最高経営責任者)になり、取締役常務執行役員の西山隆一郎(59)が社長兼COO(最高執行責任…
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「ワコールHD」初の最終赤字で5年ぶりトップ交代…初年度のミッションはいち早い黒字転換
婦人下着の首位、ワコールホールディングス(HD)は6月28日に開催した定時株主総会を経て、トップが交代した。矢島昌明常務執行役員グローバル本部長(62)が社長に昇格し、安原弘展社長(71)は退任した…
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すかいらーくHD新社長は野村証券出身 コロナショック乗り越え、黒字転換を見通してバトンタッチ
8月15日の東京株式市場で、ファミリーレストラン最大手のすかいらーくホールディングス(プライム上場)の株価が一時、2095円をつけ、年初来高値を更新した。コロナ禍直前の2020年1月以来3年半ぶりの…
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カシオ計算機に創業家以外から初の社長が誕生 新トップ増田裕一氏はGショックの立役者
「落としても壊れない丈夫な時計を作りたい」という発想から開発された「G-SHOCK(Gショック)」。その初代モデル「DW-5000C」が誕生から40年たつ2023年6月に初号機が立体商標を取得した。 …
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東レ「13年ぶり新トップ」の謎解き 社長交代を突きつけたのは機関投資家か?
2023年の主要企業の株主総会で役員の男女間格差の是正が一大テーマに浮上した。岸田文雄首相は、企業の女性登用を加速させるため、東京証券取引所の最上位・プライム市場に上場する企業の役員に占める女性の比…
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日本ハム新社長は営業畑出身 畑佳秀前社長は新球場の開業を花道に勇退で相談役に
日本ハムは7月12日、本拠地のエスコンフィールド北海道で今季行われた日本ハムファイターズ主催試合の入場者数が、同日の楽天戦で計102万5495人に達したと発表した。 41試合目で100万人突…
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ソニーグループは「走るスマホ」で大勝負! 成長の原動力はEVへの参入
ソニーグループは5年ぶりに社長が交代した。4月1日から十時裕樹副社長兼最高財務責任者(CFO)が社長兼最高執行責任者(COO)に就いた。吉田憲一郎会長兼社長は最高経営責任者(CEO)を続投、会長兼C…
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トヨタ自動車・豊田章男会長の信任は低下 EVシフト鮮明な佐藤恒治社長が描く会社の未来
トヨタ自動車の株主総会が6月14日、愛知県豊田市の本社で開かれた。会社側が提示した取締役選任議案に対して豊田章男会長への賛成比率は84.57%、2022年の95.58%から11ポイント低下した。 …