特別寄稿
-
森喜朗組織委会長は辞任不可避 これだけの理由
東京オリンピックは緊急事態を迎えた。森喜朗東京オリンピック組織委員会会長が女性蔑視発言をして問題となり、それを釈明し、謝罪する会見で逆にジェンダー問題を全く理解していないことを露呈してしまったからだ…
-
「PSR」の意識が完全欠落した菅政権が第3波をもたらした
昨今、CSR(企業の社会的責任)への高い意識が企業に求められるようになっていますが、それと同等か、それ以上に我々は政治に「PSR(政治の社会的責任)」を強く意識してもらうべきなんじゃないか。そんなこ…
-
バブル崩壊の予兆がそこかしこに…不動産からも見える近未来
昨年は、コロナ禍一色でした。飲食、観光、航空、運輸産業においてはいまだ甚大な被害が続いています。それなのに、世界的な大規模金融緩和の影響もあり、日本、及び米国を含めた各国の株価は高値圏にあります。不…
-
日豪で締結合意した「軍事同盟」の利害得失を議論すべきだ
今月20日に発足する米国バイデン政権の対外政策と、日本への影響を考える上で有力な手掛かりは国務長官の選任だろう。指名されたアントニー・J・ブリンケン氏(58)はユダヤ系で、父は駐ハンガリー大使。母は…
-
バイデンは大丈夫か? 彼はいつも戦争判断を間違えてきた
11月3日の米大統領選挙から10日も経った13日、すべての州で結果が判明した。バイデン氏は選挙人306人を確保、トランプ氏の232人に大差をつけたから、トランプ氏が法廷闘争をしても選挙結果を覆す可能…
-
米国の役割を「皮膚感覚」で分かっているバイデンに期待
バイデン次期大統領の米国は、どんな国になりそうで、何が期待されているか。 米国内的に見れば「分断から融合へ」を必死に追求するということです。民主党のシンボルカラーである「青」と共和党の「赤」…
-
自民党総裁選で乱発 「共通の価値観」を唱和するお笑い
「共通の価値観」という標語が今回の自民党総裁選挙で乱発された。日本の今後の対外政策の基本は米、韓、印、シンガポール、オーストラリアなどと連携を深め、中国包囲網形成を図る理由の説明だ。 言論の自…
-
マキャベリ好みの「奸佞首相」の下心を見極めねばならない
菅新政権が発足しました。「アホノミクス」から「スカノミクス」への継承ですので、まともな経済政策からますます遠ざかっていくことになりそうです。これまで同様、“下心政治”の手段として経済運営が利用される…
-
自民党内で高まる「敵基地攻撃能力」は技術的に可能なのか
防衛省がイージス・アショアの配備計画を中断したため、代わりに「敵基地攻撃能力」を保有すべきだ、との論が自民党内で高まっている。だが攻撃をするには相手の弾道ミサイルの精密な位置を知ることが肝心で、それ…
-
プレカリアートをプレシャリアートに変身させる
看護師の夏のボーナスを引き下げる医療機関が3割に上ったというニュースがありましたが、これは驚くべきことです。看護師は一番のエッセンシャルワーカー。新型コロナウイルスに感染する危険を感じながら使命感で…
-
国連の場で国連の象徴を全否定したトランプ大統領の衝撃
「我々はグローバリズムを拒絶し、愛国主義に基づき行動する」――。 トランプ米大統領が今年の国連演説でこう述べました。従前から分かっていたことでしたが、国連の場であそこまではっきり主張するとは。…
-
南シナ海で米と合同演習 日本は中国と戦う覚悟があるのか
海上自衛隊は9月、ヘリコプター空母「かが」(満載時2万6000㌧)、潜水艦「くろしお」(潜航時3600㌧)、護衛艦「いなづま」(満載時6300㌧)、同「すずつき」(同5000㌧)を南シナ海に派遣、横…
-
終戦73年…いまだ「支配の否認」から解放されない日本人
73年前の8月15日。あの日は何だったのであろうか。それは、大多数の日本人にとって「解放の日」として現れた。「聖戦完遂」だの「一億火の玉」だのといったスローガンに共鳴するふりをしながら、みんなもう早…