MLBスカウトの“逆襲”
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WBCでメジャー志向選手はもちろんチェックするが…来日スカウトには「もう一つの目的」
WBCが始まった。わたしはアシスタントGMと8日に来日、9日の韓国対オーストラリア戦から東京ドームで選手をチェックしている。 【写真】この記事の関連写真を見る(32枚) 日本人選手に関…
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実際に選手を見なければ正当な評価ができないこれだけの根拠
メジャーはいま、選手のスカウティングに関してもデータ全盛だ。 例えば日本人投手の球速はもちろん、変化球を含めたボールの回転数まで全球団が正確に把握している。その数値をメジャー平均と比較したう…
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千賀滉大がメッツを選んで大正解の根拠 先発3、4番手にはエース級よりメリットが
今季からメッツでプレーすることになった千賀滉大(29)は、いい球団を選んだと思う。 バーランダー(39)とシャーザー(38)。メジャーの投手として最高の栄誉であるサイ・ヤング賞をそれぞれ3回…
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藤浪晋太郎はメジャー契約を勝ち取っても開幕ベンチ入りできる保証はどこにもない
9月9日、わたしは横浜スタジアムのネット裏にいた。 ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦することになった阪神の藤浪晋太郎(28)をこの目でチェックしたかったからだ。 先発して四…
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オリ吉田正尚の評価がメジャーで分かれる根拠…守備不安より危惧するのは腰の状態
メジャースカウトのだれもがいい打者と認めている。今オフ、ポスティングによるメジャー挑戦がウワサされるオリックス・吉田正尚(29)のことだ。 プロ7年間の通算打率は.327。2年目以降はすべて…
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DeNA山崎康晃は米挑戦が有力だが…防御率は改善も、不安材料は「奪三振率」の低下
6月下旬、強豪球団のスカウト2人と、日本人選手に関して話す機会があった。 話題は千賀滉大や吉田正尚(29=オリックス)が中心。彼らの口から山崎康晃(30=DeNA)の名前も出るには出たものの…
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ヤクルト村上宗隆がメジャーで今ほど数字を残せないと思う根拠
メジャーでは松井秀喜や大谷翔平に続くパワーヒッターになるかもしれない──。 先日、王貞治に並ぶ日本人最多の55号本塁打を放ったヤクルトの村上宗隆(22)を初めて生で見てそんなふうに思った。 …
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防御率は共に3点台と振るわないが…それでも菅野と田中将の最終チェックが必要な理由
メジャーのトレード期限が過ぎて、米国在住のスカウトが何人か日本に行ったようだ。 私が知っているだけでも西海岸の強豪2チームの国際部長が、今オフに海を渡るであろうソフトバンク・千賀滉大(29)…
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お目当てはソフトB千賀 メジャー球団幹部が日本で選手のチェックを始めている
「アメリカ本土からメジャースカウトが続々と来てますね」 先日、電話をかけてきた日本の情報提供者がこう言った。 聞けば6月下旬、ア・リーグ東地区強豪球団のアシスタントGMと在米スカウトが…
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いつまでたっても気持ちが弱い菊池雄星がもどかしい…年俸はエース級なのに
英語に「Can the leopard change his spots?」という言い方がある。性格は変えられないという意味。少しニュアンスは異なるけれども、三つ子の魂百までという日本のことわざに近…
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ソフトバンク千賀滉大のメジャー挑戦に暗雲が垂れ込めた根拠
今オフ、海外FAによるメジャー挑戦がウワサされる千賀滉大(29=ソフトバンク)の試合をビデオ録画で見た。 米国でも有名なロッテの佐々木朗希と投げ合った20日の試合だ。 ■肘をマッサージ…
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メジャー関係者はみな、ロッテ佐々木朗希が故障しないかと危惧している
メジャー関係者の間でも、パーフェクトを含む17回連続の完全投球をやった佐々木朗希(20=ロッテ)は大きな話題になっている。 日本にいる情報提供者やフロント幹部はもちろん、元同僚や環太平洋担当…
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楽天・田中将大の今季に注目する根拠 直球154キロ、34歳という年齢も障害にはならない
日本のプロ野球が開幕し、千賀滉大(29=ソフトバンク)、山本由伸(23=オリックス)、佐々木朗希(20=ロッテ)らのメジャー予備軍は順調なスタートを切ったようだ。 現時点でメジャーで最も活躍…
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ロッテ佐々木朗希は2月で球速163キロ! 今すぐ米国に連れてきたくなった
「すごいピッチャーになりましたよ!」 LINE電話の向こう側で、日本にいる情報提供者の声が弾んでいるのがハッキリと分かった。 聞けば、プロ3年目を迎えたロッテの右腕・佐々木朗希(20)…
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オリ山本由伸の投げ方に疑問符 「故障を誘発する可能性が高い」と動作解析の専門家
「本人が球団にポスティングシステムを使ってメジャー挑戦したいと訴えたようです」 先日、日本の情報提供者から電話がかかってきた。「本人」とは昨シーズン、18勝(5敗)、防御率1.39で投手タイト…
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日本球界にはいますぐにでもメジャーで投げられる投手が「あと2人」いる
このオフ、日本球界から2人の助っ人投手がメジャー入りした。 ひとりは阪神のスアレス(30)、もうひとりはソフトバンクのマルティネス(31)。ともにパドレスと契約した。 スアレスは昨季…
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鈴木誠也の気になるケガ情報 10月フル出場「20試合中4試合のみ」のナゾ
ポスティングによるメジャー挑戦を表明している広島・鈴木誠也(27)の人気がうなぎ上りだ。 今年のFA市場は例年と比べて外野手が不作という事情も手伝って、米メディアには「4年68億円」という数…
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マリナーズ菊池雄星のFAには仰天…今後が心配になった根拠
マリナーズの菊池雄星(30)が来季の選択権を行使せず、FAになるニュースには仰天した。 行使すれば、1年契約ながら来季は約14億8000万円の年俸が手に入る。しかし、それをせずに、新たな契約…
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レンジャーズ指揮官の逆鱗に触れた、有原航平9.15アストロズ戦マウンドでの態度
メジャーの監督はよほどのことがない限り、選手を批判しない。 自分のチームの選手であればなおさら。投手が火だるまになろうと、野手が致命的なミスをしようと、基本的に選手をかばう。結果を出せなかっ…
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筒香の「強豪チームで打てない」というレッテルは簡単にはがせない
ごく最近、他球団のスカウトから電話がかかってきた。 わたしに聞きたいことがあるという。先月、パイレーツ入りして、すでに7本塁打を放っている筒香嘉智(29)に関してだ。 聞けば「シーズ…