プロ野球人物研究 対岸のヤジ
-
阪神の新旧スター比較 西純矢の台頭と28歳のアラサー藤浪晋太郎の落日
高卒ドラフト1位、プロ3年目の阪神・西純矢がプロ初完投で今季2勝目を挙げた。しかも、プロ初ホームランのおまけ付き。高校通算25本塁打を記録した強打も見せつけた。 西純矢は今をときめく千葉ロッ…
-
阪神のショートは中野拓夢以外もう考えられない! 2年目のジンクスも心配ご無用
阪神のショートといえば、ひと昔前は鳥谷敬の定位置だった。もっとも過酷といわれるポジションを10年以上もフルに守り続け、それでいてクリーンアップも打っていたのだから恐れ入る。 そんな鳥谷がショ…
-
阪神・青柳晃洋に漂う「大エース」の風格…悲劇的な敗戦もサマになる
それにしても阪神は打てなさすぎる。先週6試合、2勝4敗と乗り切れないのはさておき、4敗のうち3敗が完封負けとはあまりに寒々しい。残り1敗もわずか1得点だったから、さすがに投手陣がかわいそうだ。 …
-
移り変わる阪神エースの座…“勝ち運”ゼロの西勇輝から青柳晃洋の時代に
阪神・西勇輝はどうも勝ち運がないところがある。昨年までプロ13年間で通算101勝、2桁勝利7回、防御率2点台4回と、まちがいなく一流投手なのだが、そのわりに年間最多勝利はオリックス時代の2014年に…
-
15日の巨人戦で快投! 幻の開幕投手・青柳晃洋が虎のエースになった日
4月15日の阪神VS巨人戦は、今季の阪神にとって一番の快勝だったのではないか(まだ3勝だけど)。前日まで1勝15敗1分け、勝率たったの6分3厘。球団史上はもちろん、プロ野球史上でも最低最悪の瀕死状態…
-
阪神はまだまだわからない…と強がりを言いたい 14戦12敗も伊藤、ガンケルに光明
開幕14試合を終えて1勝12敗1分け。暗黒時代と呼ばれた1990年代のダメ虎でも、ここまでひどいスタートはなかったように思う。敗戦続きという意味では仲間であった新庄日本ハムでも3勝11敗。矢野ラスト…
-
開幕9連敗でも…暗黒時代の新庄剛志が教えてくれた「ダメ虎」の楽しみ方
阪神がセ・リーグ歴代ワースト記録となる開幕9連敗を喫した。チーム防御率5.85、総失点54はともにリーグ最下位、総得点29は同5位。先発投手が早く崩れ、リリーフも打ち込まれ、それを取り返すほどの打力…
-
矢野阪神が開幕3連敗 リリーフ陣の不安と伝統的な育成能力への期待
矢野阪神の開幕カードは昨年の覇者・ヤクルトに3連敗という最悪の結果に終わった。うち2敗が完封負け。打てないときはとことん打てず、あっさりシャットアウトされるところは、なんだか既視感たっぷりである。 …
-
「開幕投手・藤浪」「4番・佐藤輝」…開幕直前に思う阪神優勝よりもうれしいこと
いよいよプロ野球の開幕が迫ってきた。我が阪神の開幕カードは、昨年の覇者・ヤクルトとの3連戦。開幕投手は青柳晃洋のコロナ離脱によって2年連続で藤浪晋太郎、開幕4番は2年目の佐藤輝明が濃厚だという。 …
-
藤浪はジキルかハイドか…矢野監督に望む、いっそのこと我慢して使い続けて欲しい!
去る12日、中日とのオープン戦で阪神・藤浪晋太郎が5回無安打無失点6奪三振の快投を見せた。10年目の今季はキャンプから評判が良く、長らく待ち望まれた完全復活がいよいよ現実のものになるのではないか、と…
-
楽天・田中将大は日米通算200勝まであと19勝…東尾修以来40年ぶりの偉業達成に期待
昨年までのプロ15年間で日米通算181勝を記録している楽天の田中将大は、まだ33歳である。 打者の2000安打に比べて投手の200勝は今や至難の業となっており、近年そこに到達した投手は日米通…
-
阪神の元新人王・高山俊はどうしてしまったのか? 声すら聞かなくなった…
今から6年前、左打席からの高い打撃技術で安打を量産し、セ・リーグ新人王に輝いた阪神・高山俊の名前をとんと聞かなくなった。明大時代は東京六大学の通算安打記録(131安打)を樹立し、2016年に鳴り物入…
-
阪神“キャンプ番長”江越大賀にヤキモキ…8年目遅咲き開花への期待
春季キャンプでは毎年のように期待と注目を集めるものの、いざシーズンに入るとなかなか活躍できない、言わばキャンプ番長のような選手がいる。この類いの選手はどこの球団でも未完の大器と呼ばれ、いつまでもファ…
-
現役時代は大ファンだった阪神・藤井康雄の一、二軍巡回打撃コーチ就任に大興奮
例年に比べて新戦力の補強に乏しい今季の阪神だが、コーチングスタッフに目を向けると一、二軍巡回打撃コーチという新ポストに藤井康雄が加わったことにはとても興奮している。球団は野手全員への打撃指導を期待し…
-
阪神・矢野監督の退任表明と今シーズンの戦々恐々
阪神の矢野燿大監督が春季キャンプ開幕を控えた1月31日の全体ミーティングの席で、今季限りで退任する決意を選手たちに伝えたという。その後の記者会見で矢野監督自らが打ち明けた。 もちろん、これに…
-
阪神の戦力補強に“異変”…ロハスJr.とアルカンタラに期待する「2年目の正直」
今のところだが、阪神の戦力補強がいつになくおとなしい。昨年の絶対的クローザー・スアレスと20本塁打を放った主砲・サンズが退団したにもかかわらず、FAやトレード戦線は音沙汰なしで、新外国人についてもM…
-
阪神“育成”助っ人マルテの年俸は3倍増! 圧倒的成績を求められそうだが…
阪神のジェフリー・マルテが来日した。今年で縦縞4年目を迎え、虎党にはすっかりおなじみの外国人選手である。 昨年のマルテは主に一塁手として124試合に出場し、来日3年目にして自身初となる規定打…
-
阪神・糸井嘉男が本当に「超人」だとしたら、41歳の今年こそ…
その圧倒的な身体能力と、いかにも頑健そうなたくましい肉体、そしてどこか天然めいた独特の発言などから、一部で「超人」と呼ばれてきた阪神・糸井嘉男も、早いもので今年41歳となるシーズンを迎える。阪神では…
-
青柳?西?それとも…阪神が抱える「エースは誰なのか」問題
今年の阪神の戦力を見ると、いくつか気になる問題にぶちあたる。まずは投手陣。エースはいったい誰なんだろう。 そもそも阪神投手陣は全般的に優れている。昨年もチーム防御率はリーグ2位。先発投手に絞…
-
プロ野球界で目下の最大の話題 新庄剛志監督の本当のところと落合博満の沈黙
年が明けて2022年になった。目下のプロ野球界で最大の話題といえば、北海道日本ハムの新庄剛志新監督だろう。 【写真】この記事の関連写真を見る(55枚) 虎党の私にとって、彼は暗黒時代と…