巻頭特集
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国民だってお見通し 児童手当をめぐる茶番劇は防衛増税の目くらまし
今国会は岸田首相が昨年末に突然決めた「防衛費大幅増」とその財源を巡って紛糾するとみられていた。 ところが現実は、連日の衆院予算委員会は混乱なく静かに進行し、防衛費よりも児童手当の所得制限撤廃…
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何一つまともに答えず「検討」だけ こんな政権が「奇妙な安定」で続くのか
なぜ、質問に答えないのか。先月末から、いよいよ衆院予算委員会の本格審議がスタートした。 昨年末「防衛政策」と「原発政策」の歴史的大転換を図り、さらに年明け「異次元の少子化対策」を打ち出した岸…
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この腑抜け国会はなんだ 野党はなぜ「敵基地攻撃」を徹底追及しないのか
テレビのワイドショーなどでは連日、自民党の茂木幹事長が突然、これまでの党の主張をねじ曲げて「児童手当の所得制限撤廃」を打ち出したことや、岸田首相が起用した総理秘書官の長男が外遊同行中に公用車で土産品…
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少子化も経済停滞も歴代政権の大失政 なぜ下野しないのか、自民党
31日の衆院予算委員会。「異次元の少子化対策」を巡って、岸田首相は立憲民主党の長妻政調会長に厳しく追及され、やり込められた。 岸田政権は、6月にまとめる骨太の方針で、「児童手当の拡充」を少子…
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子どもをダシに票集め とことん信用できない口先・場当たり自民党
今さら何を言っているのか。自民党の場当たりには鼻白むばかりだ。 岸田政権が掲げる「異次元の少子化対策」。自民党の茂木幹事長が突然、児童手当の所得制限撤廃を言い出し、波紋が広がっている。 …
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岸田首相に少子化対策は無理だ 馬脚を現したボンボン政治家親子の正体
苦労知らずの世襲政治家は永田町にゴマンといるが、それにしたって岸田首相の生活感覚は異次元だ。「縁故採用」と揶揄される長男の翔太郎首相秘書官(32)が欧米歴訪に随行中、観光やショッピングに精を出してい…
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物見遊山の外遊で「土産を買うのが公務」とは ぶったまげた国民愚弄
いやはや、ぶったまげた。岸田首相の長男で、首相の政務秘書官を務めている翔太郎氏(32)が、欧米5カ国歴訪に同行した際、滞在先で公用車を使って観光や買い物をしていたと報じられた問題。7日の会見で、木原…
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「結局、全部やったのは俺だよ」岸田首相の危うい恍惚と高揚感
いったいこのギャップは何なのだろう。 内閣支持率は3割を切る危険水域に低迷し、不支持の理由は「政策に期待が持てないから」が圧倒的。防衛費倍増のための増税には「反対」、異次元の少子化対策には「…
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物価高騰なのに軍拡増税 「新しい戦前」はもう始まっている
歴史的な物価高のもと、今年の春闘がスタートした。大新聞は「経団連 積極対応呼びかけ」「労使 必要性一致」と、賃上げ期待を煽りたてている。 しかし、物価高をカバーする賃上げは、早くも望み薄だ。…
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なぜキーウ訪問?「広島でG7議長国」がこの国にとって運の尽き
いやはや、百害あって一利なし。国益どころか国益を大きく損なうのは明らかで、一体、何の意味があるのかさっぱり分からないのが、岸田首相のウクライナ訪問だ。 複数のメディア報道によると、岸田はロシ…
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世論調査を見れば歴然 いよいよ鮮明「国民の敵」政権の正体
通常国会が23日、召集された。岸田首相は40分にわたって施政方針演説を行ったが、中身のないこと。最重要課題と位置付ける「異次元の少子化対策」に力み、防衛費倍増の必要性を訴えていたが、肝心要の財源には…
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今日から通常国会 野党に問われる歴史の分岐点の覚悟と力量
何をトチ狂っているのか。岸田首相がウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行う方向で検討に入った。22日付の読売新聞が1面トップで報じた。 記事によると、2月中の訪問を…
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国民はよく黙っているものだ 支持率最低政権の“思いつき暴政”
いきなり岸田首相が1月4日の年頭会見でブチ上げた「異次元の少子化対策」。23日からスタートする通常国会の一大テーマになるのは間違いない。岸田本人は周囲に「昨年は防衛と原発をやった。今年は少子化だ」と…
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【防衛費倍増】財源問題にすり替えれば狡猾・自民党の思うツボ
増税か、国債か──。岸田政権が5年間で43兆円へとGDP比2%まで倍増した防衛費。その財源をめぐる自民党内のバトルを象徴する会合が、19日開かれた。萩生田政調会長をトップとして、増税以外の方策につい…
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異次元緩和“刹那”の継続 黒田日銀、打つ手なしのガンジガラメ
「長期金利の変動幅をさらに拡大する必要があるとは考えていない」 日銀は18日の金融政策決定会合で、全員一致で現在の大規模な金融緩和策の維持を決定した。現在0%程度に誘導している長期金利について…
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賃上げはインフレ率を上回らず キシダノミクス、早くも破綻
物価高騰は天井知らず。「インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」とせがむ岸田首相に呼応し、経団連が賃金体系を底上げするベースアップも含めた賃上げの前向きな検討を求めている。17日、「経営労働政…
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4月退任までに何が起こるか 黒田日銀の断末魔と大混乱
もはや制御不能ではないのか。4月に任期満了を迎える日銀の黒田東彦総裁の退任を目前に、10年間に及んだ異次元緩和は断末魔の様相を呈してきた。 日銀は昨年末、イールドカーブ・コントロール(YCC…
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世界もたまげた軍拡外遊 あれよあれよの戦争準備に国民は慄然
立憲主義の破壊、歴史軽視、米国隷従、そして思い上がり。いずれをとっても、岸田首相は安倍元首相のはるか上を行っている。日本が議長国を務めるG7広島サミットに向け、「腹合わせ」と称した欧米歴訪から15日…
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安倍以来憲法破壊が常態化 勝手に米国と約束、国民は置き去り
欧米を歴訪中の岸田首相が最大の目的だった米ワシントンに到着。14日未明、バイデン大統領と首脳会談に臨んだ。 「日本の総理大臣は就任するとすぐワシントンを訪問して米大統領と首脳会談を行うのが慣例…
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すべては暴政、失政の目くらまし ポスト岸田を巡る自民権力闘争の醜悪
「菅前首相が岸田おろしの狼煙をあげた」と永田町がざわついている。菅は10日発売の月刊誌「文芸春秋」(2月号)で、岸田首相が今も派閥会長を続けていることを批判。「派閥政治を引きずっているというメッセージ…