出版HOT NEWS
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「金の卵」たちの証言で働くことの意味を知る
現在放送中のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」でも描かれている集団就職。昭和30~40年代、地方の中学校を卒業した少年少女たちは、家計を支えるために集団就職列車に乗って大都市圏に移り住み、工場や商店で…
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数学の力を借りれば運命の相手が掴まえられる!
男女関係のあらゆる問題を、数学を用いて解明しようと試みているのが、ハンナ・フライ著、森本元太郎訳「恋愛を数学する」(朝日出版社 1300円+税)である。人間の感情は数学とは違い、数式通りに事が進むば…
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“いい香り”で化学物質過敏症患者が増加中!?
岡田幹治著「香害」(金曜日1400円+税)では近年、私たちの身の回りに充満している香りの危険性と、これによる健康被害について紹介している。 2012年以降、各地の消費者センターで急増している…
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深刻な首都圏の医師不足…元凶は厚労省と医師会?
日本の医療システムは今、根底から崩壊しつつある。原因は、医師の不足。しかも、その崩壊は首都圏から始まっているという。 上昌広著「病院は東京から破綻する」(朝日新聞出版 1500円)では、医師…
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家族もカネも老後の安泰にはつながらない
現代の日本では、「高齢者のひとり暮らしはかわいそう」と憐れみ、孤独死を忌む風潮がある。しかし、独居老人は誰もがわびしく不幸なのだろうか。家族と経済的安泰さえあれば、本当に幸せな老後が送れるのだろうか…
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労働力を使い潰す体育会系経済に未来はない
学生に違法や不当な労働を強いて使い潰す「ブラックバイト」問題。2013年ごろから少しずつ表面化し、大学の学生課などでも注意喚起の張り紙が見られるようになっている。一方で、日本社会全体の貧困化が、ブラ…
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童話作家アンデルセンは性欲旺盛な変わり者だった?
「裸の王様」や「みにくいアヒルの子」「人魚姫」に「マッチ売りの少女」など、誰もが知る名作を生み出してきたデンマークの代表的な童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセン。さぞかし心優しく、純粋で夢にあ…
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「トロイカ」緊縮策でますます混迷を深めるギリシャ
2010年以降、国家債務危機からユーロ圏離脱危機にまでさらされたギリシャ。その状況は17年となった今日でも全く改善されておらず、社会の混迷はますます深まる一方だ。 尾上修悟著「ギリシャ危機と…
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福島県伊達市の「心の除染」優先の理不尽
実際の放射性物質を取り除くより、被曝を心配する“根拠のない”感情こそ除染すべきだ――このような主張を続けた市長が、こともあろうに福島県にいる。南東部を飯舘村と隣接する、伊達市の仁志田昇司市長だ。 …
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4つの「ゼロデイ」で完璧なサイバー攻撃
国家レベルで繰り広げられ、国の命運を左右するほどの大きな力となっているサイバー攻撃。その実態を明らかにしていくのが、山田敏弘著「ゼロデイ」(文藝春秋 1500円+税)だ。 トランプが勝利した…
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福島の復興を妨げる政府と東電のお粗末
東日本大震災から今年で6年である。復旧・復興が進んでいる地域もあるが、福島第1原発を抱える福島県に関しては、地元住民が元の生活を取り戻せているわけではなく、また原発事故の収束など程遠い状況だ。 …
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深夜アニメは面白い!
ジブリ作品ならいざ知らず、秋葉原のオタク文化に支持されている深夜アニメは、どこが面白いのか、さっぱり分からない。そんな人にぜひ手に取ってほしいのが、町口哲生著「教養としての10年代アニメ」(ポプラ社…
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「つむじ」の流れで脳の異常が分かる?
白くなったり抜けたりと、その変化で我々を一喜一憂させる「毛」。そもそも毛とはどのようにして、何のために生えているのか。カート・ステン著、藤井美佐子訳「毛の人類史」(太田出版 2400円+税)では全身…
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標準治療だけでは助からない 時代遅れの日本のがん治療
がんの標準治療といえば、手術・抗がん剤・放射線の3つ。しかし、石井光著「医者の罪と罰」(幻冬舎 1100円+税)では、日本におけるがん治療は時代遅れで無駄が多いと警鐘を鳴らしている。 がんと…
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震度6以上ではガスの火を消せはNG?
防災グッズの準備など、震災後を生き延びるための対策を講じることは非常に重要だ。しかし、震災に直面した人の生死を分けるのは、その瞬間の判断と行動だ。 仲西宏之、佐藤和彦著「震度7の生存確率」(…
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あなたの行動すべてが国や企業に把握されている!
ブルース・シュナイアー著、池村千秋訳「超監視社会」(草思社 2000円+税)では、生活のすべてがネットにつながれる現代において、私たちの個人情報が筒抜けとなっている実態を暴露。コンピューターセキュリ…
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人間を商品として取引する誘拐ビジネスの実態
「これは恐ろしい本です。掛け替えのない生命を持った人間が、単なる商品として取引される実態を克明に描いているからです」 中東取材の経験が長い池上彰氏がそう断言するのが、ロレッタ・ナポリオーニ著、…
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夫より10年長く生きる妻のための相続対策
日本における男女の平均寿命差や夫婦の年齢差を考えると、夫が亡くなった後の妻には10年程度の人生が残ることになる。すると問題になってくるのが、妻の生活資金の確保。相続の進め方を一歩間違えると、困窮させ…
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結婚を望むなら不利を認めて目線を下げよ
今どき、結婚をするもしないも本人の自由。家庭に縛られない人生だって悪くない。しかし、人生80年の時代、40歳まではイケイケで過ごせても、折り返し後の40年、ひとりで生きて行くことに不安はないだろうか…
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年収200万円以下の男性が住みたい街ナンバーワンは秋葉原
住みたい街ナンバーワンとして頻繁に紹介される吉祥寺。しかし、その人の価値観やニーズなどによって、住みやすさは大きく変わってくる。一般的なランキングをうのみにして引っ越し先を決めてしまうと、居心地の悪…