注目の人 直撃インタビュー
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京アニ放火事件から4年…九死に一生を得た青葉真司被告に、執刀医はどう向き合ったのか
36人の尊い命が奪われ、33人が負傷した京都アニメーション放火事件の発生から、7月18日で4年が経つ。全身にやけどを負った青葉真司被告は一命を取り留め、容体も回復、9月5日に初公判を控える。被告の治…
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当事者の立場で語る“骨抜きLGBT法”の大問題 「反対するための道具に利用されかねない」
自公与党に日本維新の会と国民民主党がスリ寄り、LGBTへの差別をなくす法制度は理解増進法という形で骨抜きにされ、理念が後退してしまった。全国5地裁で同性婚を認めない現行制度が違憲か合憲かが争われた訴…
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児玉晃一弁護士「改悪入管法は廃止すべき」 審査はデタラメ、立法事実はいい加減なまま
先週閉会した通常国会では改正入管法が強行採決で成立した。2年前に廃案に追い込まれたシロモノと大枠は同じ。国内外から人権侵害を指摘される希代の悪法が、さらに悪質になった。「改悪入管法の廃止を諦めない」…
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鈴木裕子さん 野菜レシピ本がヒット「大好きなモンゴル人に健康と幸せを届けたい」
「血液ドロドロ」や「ドロドロ血」という言葉が使われ始めて久しい。よく知られる通り、これらを放置すると、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなる。この血液ドロドロ、モンゴルに住む人に対し…
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永井豪が語る 漫画のタブーを破り続けた原動力「人間の純粋な気持ちを表現しただけ」
「きつかった」というデビルマンに対し、マジンガーZは「楽しく描けた」とレジェンドは振り返る。不朽の名作2つの連載開始から昨年で50周年を迎えたのを記念して、特別企画展を開催中。生みの親が語る「創作秘話…
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漫画家・永井豪が「デビルマン」を語り尽くす! 「『反戦』をテーマに未来への警鐘を込めた」
1972年は歴史に刻まれる奇跡の年だ。悪魔がヒーローになる逆転の発想で人間の闇を浮き彫りにした一大叙事詩と、後世に脈々と受け継がれる巨大ロボットものを確立した金字塔。不朽の名作2つが1人の漫画家の手…
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前広島市長・秋葉忠利氏「これで核は使えなくなりましたね」となぜ首相は言えなかったのか
「核なき世界」をライフワークとする、被爆地が地元の岸田首相が議長を務めたG7広島サミット。内閣支持率は上昇し、共同通信の世論調査によると、岸田首相がサミットで「指導力を発揮した」との回答は62.3%に…
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中島岳志氏が指摘「この国は再び『生きづらさ』に起因するテロの時代に入った」
安倍元首相銃撃事件の発生から9カ月後、岸田首相をめがけて爆発物が投げ込まれた。現職首相を狙った木村隆二容疑者(24)は黙秘を続け、動機は判然としないものの、両事件の共通点は「生きづらさ」だという。戦…
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ウクライナに関わり30年超の日本人エコノミスト「強さが試されるのはむしろ終戦後」
「プーチンの戦争」が14カ月に及ぶ中、ウクライナの領土奪還作戦の成否に国際社会も神経をとがらせている。ゼレンスキー大統領は2014年にロシアが一方的に併合した南部クリミアを含む全領土の奪還を掲げ、国民…
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関脇・霧馬山鐵雄 “期待の新鋭”が語る「大関昇進」への意気込み
3月場所は新関脇として12勝3敗の好成績を挙げ、自身初優勝。1月場所でも11勝4敗と活躍した。大関とりの基準は「三役で3場所33勝以上」。14日に初日を迎える5月場所で10勝以上なら念願の大関昇進だ…
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松原文枝監督が見た“ハマのドン”藤木幸夫氏 カジノ阻止「決めるのは市民」と最後までブレず
2年前の夏、横浜で「カジノ誘致」の是非を争点にした市長選が行われ、反対派の市長が誕生。当時の菅首相退陣の引き金になった。菅首相に反旗を翻した「ハマのドン」を追ったドキュメンタリー映画が来月5日から公…
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作家・本橋信宏氏が語る歌舞伎町のリアル「今も昔も非日常を求めて人々は吸い寄せられる」
東洋一の歓楽街、眠らない街、不夜城とも形容される新宿・歌舞伎町(行政地名は東京都新宿区歌舞伎町1丁目、2丁目)。面積にして東京ドーム約7個分。靖国通り、明治通り、職安通り、西武新宿駅前通りに囲まれた…
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校正者・大西寿男氏が“言葉の信頼度”低下に警鐘「むなしい言葉が生きた言葉の世界を侵食してきている」
言葉は書いた瞬間、口から出た瞬間、独り歩きする──。その言葉たちをすくい上げ、ケアをする校正者は、時に「言葉の守り手」とも称される。書き手が紡いだ言葉を一言一句チェックする作業では、黒子として主体的…
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安藤優子氏が説く 古すぎる自民党の女性認識や家族観はどこから来て、なぜ頑迷なのか
岸田首相の同性婚に対する認識や首相秘書官のLGBTQへの差別発言には、自民党の「伝統的家族観」が透けて見える。先月末、「たたき台」が出された少子化対策も、政権与党の家族や女性に対する意識が変わらなけ…
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政治学者・五野井郁夫氏 山上徹也被告の全ツイートを言説分析して見えてきたドロっとしたもの
統一地方選の幕が上がり、岸田政権に中間評価を下す衆参5補選の同時実施が迫る中、上梓された「山上徹也と日本の『失われた30年』」が話題だ。昨夏の参院選の最中に噴き出した自民党と旧統一教会(現・世界平和…
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「こどもの党」党首が自民党の“おっさん政治”にNO! 岸田政権の少子化対策は異次元のショボさ
「静かなる有事」といわれる加速度的な人口減少への対策を最重要課題に掲げ、またLGBTQの当事者として昨年の参院選に挑戦したのがこの人。少子化対策は喫緊の課題なのに岸田政権の動きは鈍く、LGBT理解増進…
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脳科学者が提言「低GI食は脳のベストパフォーマンスを引き出す」子どもの成績にも影響
長時間集中できない。記憶力が悪い。仕事や勉強でベストパフォーマンスを出したい──。そう思っている人は、食事内容を見直してはどうか。脳科学の観点から成功者とそうでない人の違いを研究している専門家によれ…
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古賀茂明氏「アベ政治は終わったはずなのに、何か得体の知れないものに支配されている」
衝撃的な銃撃死から半年以上が経ったが、岸田政権や自民党を見ていると、いまだこの国は安倍晋三元首相に支配されているのかと思わずにはいられない。「彼がもたらしたのは、美しい国か、妖怪の棲む国か?」──。…
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山田昌弘氏に聞く少子化対策“失敗の本質”「最大の原因は未婚化。低収入の男性は選ばれない」
「異次元の少子化対策に挑戦する」──岸田首相がそう宣言してから2カ月。昨年の出生数が政府予測より8年早く80万人を切るのが確実となり、慌てて対策に乗り出したものの、具体策は先送り。予算倍増の財源もごま…
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経営コンサルタント伊藤隆宏氏「潰れそうな企業の9割は銀行との関係強化で倒産は回避できる」
コロナ禍3年。社会経済活動が正常化するにつれ、企業の倒産が目立ってきた。新型コロナウイルス対策の一環で政府が大盤振る舞いした「ゼロゼロ融資」(実質無利子・無担保融資)によって延命した企業が追い込まれ…