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無抵抗は同情を買うためか 貴乃花親方“沈黙”に透ける限界

 貴乃花一門に所属する評議員の大嶽親方にしても、一門のボスが潔白だと思っているなら、評議員会で徹底抗戦してしかるべき。同じく評議員である二子山親方(元大関雅山)も貴乃花一派。当日の評議員会に出席したのは5人。2対2で議長決裁に持ち込めたのに、それをしようとはしなかった。

 一派の連中はすっかり白旗を揚げているように見えて、しかし、貴乃花親方は“徳俵”では粘り腰を発揮している。理事会前日になって急きょ、貴ノ岩の聴取に応じたり、親方でひとり未提出だった弟子の入門時の誓約書を協会に出したりした。理事会で文書を配布したのもある意味、粘り腰だろう。

 文書で刃を向けているものの、かといって協会を脱退する覚悟で徹底して反旗を翻しているわけではない。だからなのか、一部の親方からはこんな声も上がっている。


「貴乃花一派は執行部の横暴で理事を強引に解任されたというイメージを定着させたい。要するに自分たちは被害者だという世間の同情を買いたいのでしょう。ひょっとしたら実質的には理事解任よりこたえる業務停止処分まで覚悟していたのではないか。例えば2カ月間の業務停止になった場合、2月の理事選に立候補することもできませんからね。もっとも、仮に新たに理事になったところで、おそらく一派の理事は本人ひとり。理事長の座を狙えるはずもない。それならいまは臥薪嘗胆、あえて冷や飯を食うことで世の人々の歓心を買うのが得策と判断したのかもしれません」

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