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【皐月賞】エポカドーロ ダービーでも意外と侮れない⁉

戸崎にとっても転機の1勝

 デビュー4連勝と出走すれば大本命となったはずのダノンプレミアムが1週前に回避し、戦前から“混戦ムード”が漂っていた今年の皐月賞。やはりというべきか、波乱の結末となった。

 勝ったのは7番人気の戸崎エポカドーロ。②着に9番人気サンリヴァル、③着は8番人気のジェネラーレウーノで、上位人気馬は総崩れである。

 荒れた要因はいくつかあるが、そのひとつが特異な流れになったことだろう。宣言通りに逃げたアイトーンにジェネラーレウーノ、ジュンヴァルロが絡み、1角から2角、向正面とこの3頭でビュンビュン飛ばす展開。5F通過タイムは59秒2を記録した。

 ただし、ハイペースだったのはこの3頭だけ。深追いせず、冷静に構えていたのが勝った戸崎エポカドーロだった。離れた4番手でリズム重視の走り。自身の5F通過は61秒半ばだから、完全に“スローペースの単騎ハナ”状態。余力を残しつつ、かつ、後ろの人気馬のペースまで握ったことが最大の勝因といえよう。

 戸崎にとっても転機の1勝となったか。これがクラシック初勝利。28戦目して大きな壁を乗り越えたと同時に、GⅠでは16年ヴィクトリアM=ストレイトガールからの30連敗をストップ。間違いなく“吹っ切れる”はず。

父オルフェーヴル譲りの上昇曲線

 また、根底にはエポカ自身の急成長もありそうだ。父オルフェーヴルは言わずと知れた11年の3冠馬。初年度産駒でいきなりのクラシックVは、この血が脈々と流れているというより他ない。

 実際に父はスプリングSを0秒1差で勝利し、その4週後の皐月賞を3馬身差で快勝。春本番と同時に集中力が増し、急激に力をつけたことで連勝街道が始まった。

 エポカも同じスプリングS(鼻差②着)から2馬身差の勝利。単に似ているだけでは片づけられない。もちろん、中3週の今回がこの結果なら、6週間後のダービーはさらに成長した姿を見せる可能性は十分。人馬ともに今後の活躍を期待していい。

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