森功氏が許永中を振り返る「口調は爽やかで若々しかった」

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イトマン事件(平成3年)

 バブル紳士と聞いて真っ先にその名が浮かぶひとりに違いない。許永中が東京で注目され始めたのは1988(昭和63)年のソウル五輪の頃だ。100キロ近い巨体にスキンヘッド。「大阪国際フェリー」のオーナーとして大阪―釜山の定期船を就航させた許は、謎の日韓ロビイストと呼ばれた。

 それから間もなく、3000億円が闇に消えたとされるイトマン事件を引き起こし、91(平成3)年7月に大阪地検特捜部によって逮捕された。

 許は日本の政財界と裏社会をつなぐパイプ役として機能した。戦後最大の経済犯罪とされるイトマン事件では、1兆円を超える巨額不良債権が発覚した。その不明朗な資金の流れを追及した大阪地検検事正・土肥孝治(当時)は、「金の流れを解明できなかった」と悔やんだ。事件の背景に、政財界の利権や山口組関係者の影が見え隠れしていたのも間違いない。それらが3000億円が闇に消えたといわれるゆえんだ。

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