広島県警8572万円盗難から1年 「迷宮入り」が現実味の理由

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 警察の「威信」を懸けた大捜査も「空振り」のまま。投入した捜査員は延べ2万8000人に上るという。詐欺事件の証拠品として、広島県警広島中央署(広島市中区)の金庫に保管していた現金8572万円が盗まれた事件が発覚してから、8日で丸1年。依然として現金の行方や犯人はおろか、有力な手掛かりすら見つかっていないという。

 昨年5月8日午後8時ごろ、当時の会計課長が金庫のカギを入れていたデスクの引き出しの鍵穴が壊されているのに気づき、金庫を確認したところ、現金がなくなっていた。金庫は一般人が立ち入りできない署内1階一番奥の会計課にあり、現金は封筒などに小分けにしてあった。

「会計課長が『5月2日の時点で引き出しに異常はなかった』と話したことから、当初、3日から7日の犯行とみられていた。しかし、昨年3月15日に複数の捜査員が現金を見たのを最後に約2カ月間確認しておらず、保管中、一度も全額があるのか数えられていないことも判明した。盗まれた時期を特定できず、聞き取り対象者が大幅に増えたため、捜査は困難を極めた」(捜査事情通)

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