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被害額は見当つかず “絶対取れないクレーンゲーム”の手口

 絶対に景品が取れないように設定したクレーンゲーム機で、客から代金をダマし取っていた事件。大阪府警は24日、大阪市の運営会社「アミューズメントトラスト」の社員、佃明典容疑者(30)を詐欺の疑いで逮捕した。これで逮捕者は同社社長の大平剛史容疑者(33)を含め、7人になった。

 佃容疑者は大平容疑者の指示で客引きマニュアルを作成。被害を訴えにくい旅行客を狙い、「利用客がどこから来たか確認」「3回分の無料券を渡して遊ばせる」「客が帰ろうとしたら景品を上乗せして引き留める」と記した文書を全店舗に配布していた。店舗は道頓堀をはじめ、フィギュアの店が集まる日本橋、串カツ屋が軒を連ねる新世界、ターミナルの難波、京都の新京極にあり、最初から旅行客が多い地域を狙って店を構えたようだ。

 店舗の看板は「プリクラ」になっていて、旅行の記念にプリクラ撮影したり、入店しただけの観光客に「タダ券を3枚差し上げます。欲しい景品をあげますよ。何がいいですか」と声を掛け、誘い込んでいたという。店内にはボタン操作でカッターの刃を移動させ、ひもを切って景品を落とすものや、棒を穴に入れるゲーム機などが数種類あった。店員が簡単に取れる手本を見せ、客が利用しようとすると、設定を切り替えていた。景品はセグウェイや家庭用ゲーム機、タブレット端末のほか、買えば3万円もする入手困難なアニメのフィギュアなどが何体も展示されていた。

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