ゴーンに新疑惑続々 側近の仏ルノー副社長にも不透明報酬

公開日:  更新日:

 日産自動車のカルロス・ゴーン前会長に新疑惑が続々と浮上している。

 ゴーンの側近で仏ルノーのムナ・セペリ副社長に対し、日産、ルノー、三菱自動車の3社連合の統括会社「ルノー・日産B・V」から不透明な報酬が支払われていた疑いが持ち上がった。セペリ副社長は2012~16年の5年間に非公表の報酬として計約50万ユーロ(約6200万円)を受け取っていたという。

 11日の朝日新聞は東京地検特捜部が立件・起訴した過少申告報酬とは別に、日産と三菱自動車が共同でオランダに設立した「日産・三菱B・V」から昨年約10億円の報酬を得たと報じた。10日の日産の取締役会で明らかにされたという。

 時事通信は特別背任の入り口とみられている新生銀行とのスワップ取引を巡り、投機目的の取引だった疑いがあると報じた。ゴーンは「取引は日産から得る円建て報酬をドルに換えるためだった」としているが、特捜部は円をドルに換えるだけなら、数倍の取引ができる契約は不要だとみている。

 ゴーンの知人のサウジアラビア人大富豪に中東日産を通じた約1470万ドル(現在のレートで約16億円)の支出を巡る疑惑も浮上。サウジの工場建設が理由のひとつとされているが、ゴーンは中東担当者に「日産とは関係ない」とメールで伝えていたと共同通信が報じた。

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