暴発した内部告発 CEOは“自己保身”のために独裁者を切った

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 日産自動車のカルロス・ゴーン独裁は、自身の逮捕であっけなく「崩壊」した。21日、ゴーンは特別背任の疑いで東京地検特捜部に再逮捕された。再逮捕がなければ、保釈の可能性があっただけに、日産の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)は、ゴーンの反撃におびえていたかもしれない。

 ゴーンが自らの独裁を盤石にするために引き上げたはずの西川広人社長。逮捕当日(11月19日)に開いた記者会見では、「不正はゴーンが主導した。長年にわたるゴーン統治の負の側面だ」と批判した。

 マスコミは「西川社長によるクーデター」と決めつけているが、不自然な点も多い。まずは内部告発のタイミングだ。今年夏にゴーンが取締役会で仏ルノーとの経営統合に意欲を見せたことがクーデターの引き金になったと報道された。それならば来年の株主総会直前のタイミングで告発し、混乱に乗じてポスト・ゴーン体制を固めるのがベストのはずだ。

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