高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

深まる孤立化…「分断」と「抗争」の時代に入った日韓関係

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 世界は「分断」と「抗争」の時代に踏み込んだようだ。第2次大戦後は、米・英・仏の連合国側を中心に「協調」と「共生」を基本理念に掲げ、世界を形作ってきた。ついには人・モノ・金が国境を越えて行き交うグローバル時代まで行き着いたが、「米国一国主義」をブチ上げたトランプ米大統領の登場によって、アッという間に覆ってしまった。

 9000人以上に膨らんだ中米からの「移民キャラバン」に対し、トランプ大統領はメキシコとの国境沿いに5200人以上の米兵を派遣。さらに1万~1万5000人規模まで増強する方針で、武力行使をもちらつかせている。

 移住を求めて押し寄せる移民の防衛に軍隊まで派遣するとは、移民を歓迎する自由の国アメリカの理念は、もはや過去の残影のようだ。

 この米国の一国主義に対し、中国は「一帯一路」構想を打ち出した。中央アジアからインド洋を経て、中東、アフリカまで取り囲み、絶大な影響力を行使しようとし、米国とは激しい関税戦争を繰り広げている。

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