• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

塩水港製糖・久野修慈会長<4>「植木鉢」にまつわる知恵

 スカウトされる形で大都魚類から親会社の大洋漁業に移った久野氏。最初に配属されたのは、子会社の財務状況を調べ、立て直す部署だった。

「当時の大洋漁業は隆盛の真っただ中で、全国各地に子会社を約170社ほど持っていた。魚をとったり売るだけでなく、海運や造船、真珠の養殖、ミンクを扱う会社まで立ち上げていた。業界を問わず手当たり次第に参入して、かなり経営が怪しくなっている子会社がたくさんあったんです」

 上司は早稲田大卒で戦時中はゼロ戦に乗っていた人物だった。

「のちに創業家とぶつかって、大洋漁業を去ることになるんですが、この上司からはいろいろなことを学んだ。部下に任せた仕事には口を出さず、もしそれが失敗したら自身が責任をかぶるような気骨のある人でした」

 久野氏はその後、再建請負人として名を知られるようになるが、きっかけとなったのはこの時代に手がけた案件だった。船舶エンジンを製造する神戸発動機(現ジャパンエンジンコーポレーション)の再建に乗り出した一件である。上司は当時27歳の久野氏にすべてを任せた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    内閣支持率が軒並み急落 驕れる安倍政権に国民の怒り爆発

  2. 2

    脇雅史氏が自民批判「政党さえ勝てばいいでは国が終わる」

  3. 3

    人権の意味をわからず 「LGBT支援は必要ない」という暴論

  4. 4

    ブレーク時は最高月収500万円 “即興なぞかけ”ねづっちは今

  5. 5

    捕手難にあえぐ巨人…育成継続かFA西武炭谷獲りに動くのか

  6. 6

    ボロアパートの横に諸星和己が…竹原慎二さんのド貧乏時代

  7. 7

    政治資金から「利息」 自民・穴見議員のトンデモ“錬金術”

  8. 8

    新曲からToshl排除で波紋…X JAPANに解散説浮上のウラ側

  9. 9

    指揮官との面談拒否し窮地 Gゲレーロはオフにトレードか

  10. 10

    無策の安倍首相を尻目に…本田圭佑「電撃訪朝」急浮上

もっと見る