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出光・昭和シェル ようやく経営統合でも残る「2つの不安」

 出光興産と昭和シェル石油は10日、2019年4月の経営統合を正式発表した。

 両社が統合協議を開始したのは、3年前の15年7月。当初のスケジュールでは、17年4月に合併を実現させるはずだった。

 ところが、出光の創業家(約28%保有)が猛反発し、16年10月に統合は無期延期となっていた。

「流れが変わったのは今年に入ってからです。創業家の態度が軟化したと伝わっていました」(業界関係者)

 出光の月岡隆会長は会見で、「創業家が反対を表明して以来、迷惑、心配をかけたことをお詫びする」と話し、“創業家問題”は解決済みという認識を示した。

「本当に解決したのか疑問です。創業者の長男である出光昭介氏(90)はいまだに反対だといいます。ただ、昭介氏の長男の正和氏(49)と、彼が社長を務める出光家の資産管理会社『日章興産』が賛成を表明したことで、出光の経営陣は統合に必要な3分の2の株主の賛同を得られると判断したようです」(ジャーナリストの山田清志氏)

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