窪田製薬HD・窪田良社長<2>上場後、突然CEOの座を追われる

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 窪田製薬ホールディングスは、東証マザーズに上場している創薬ベンチャーである。創業社長の窪田良は、もともと優秀な眼科医。小さい頃から目が好きだったという。人間の目だけでなく、カエルの目やイヌの目にも興味を引かれ、目に携わる仕事をしたいと考えていた。眼科医という仕事を窪田が選んだのは当然のことだった。その眼科医の道を捨てて米シアトルで起業した創薬ベンチャー「アキュセラ」(窪田製薬の前身)で窪田が目指したのは、「眼疾患に苦しむ人の視力維持と回復に貢献する」こと。

 人間の五感の中でも、目から入ってくる情報は他の4つよりはるかに大きい。それだけに失明した場合、日常生活を送るにも困難がつきまとう。それを防ぐことが自らのミッションだと窪田は言う。

 世界の失明原因でもっとも多いのが加齢黄斑変性。加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、進行すれば失明に至る。世界には1億人を超える患者がおり、日本でも高齢化が進むにつれて増え、失明原因の4位となっている。現在のところ特効薬はなく、iPS細胞による治療法の開発が進められているが、仮に実用化されたとしても、その工程やコストから、限られた人に対する治療法にならざるを得ない。

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