高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

冷戦時代のイデオロギーから抜けられない「親米派」の蹉跌

公開日:

 外交政策に詳しい野党ベテラン議員が「外務省はどうしようもない」と怒っている。

「結局、外務省主流の親米派は、米朝首脳会談が失敗し決裂して、前のような『いつ戦争が起きるか』という緊張状態に戻ることを熱望している。だから、2月に平昌に行った時には『五輪後には米韓軍事演習を延期するな』と煽るようなことを安倍晋三首相に言わせるし、もはや和平交渉の流れが不可逆的になった今でも、まだ『北が膝をついて全面的に核放棄をしない限り圧力をかけ続けるべきだ』と米中韓を説得して、対話機運に水を掛けようと躍起となっている。

 その姿勢を貫こうとすれば当然、今まで通り、北のミサイル発射に備えた四半期に1度のJアラート訓練もやめるわけにいかないので、今年度の第1回を5月16日に実施する。どう思います、これ。国際社会が北の核・ミサイルの危険を除去しようと全力を注いでいる真っ最中に、その努力には何の貢献もせずに、相変わらず自分の国には北の核ミサイルが飛んでくるという前提で、国民に避難訓練をさせているなんて。南北中米から『アホか』と言われてしまうでしょう」と。

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