ワセダクロニクル渡辺周編集長<3>記事にお金がついてくる

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 2015年の夏、渡辺は記者仲間と、韓国の調査報道団体の見学に行った。向かったのは、非営利のニュース組織である「ニュース打破」だ。購読料を設けず、4万人の会員の寄付によって運営されている。李明博政権を批判して韓国の大手テレビ局を解雇された記者たちが始めた組織である。

 彼らは解雇された直後、組合の会議室のようなところを間借りした。どうせ、こうやって言論弾圧されるのであれば、一発、華々しいスクープをやって散ろう。そんな覚悟で寄付を募り、スクープを流したら、これがヒット。「次も期待している」「続けてくれ」とどんどん寄付が集まってきたのである。それが今や、4万人。

「打破」では皆が生き生きと働いていた。彼らと飲み、食い、相談した。徐々に「自分も」という熱い思いが突き上げていく。

 しかし、それでも渡辺は逡巡した。

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