• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

社会学者の橋本健二氏が説く 「新・階級社会」が生む絶望

 かつて日本は「一億総中流」を誇る社会だったはずだが、今やその影もない。貧富の格差を肌で感じながら漠然とした不安を抱いている人たちに、詳細な調査データでその現実を示し、衝撃を与えている本がある。発売2カ月で6万部の大ヒットとなっている新書「新・日本の階級社会」(講談社現代新書)だ。

 新たに登場した「アンダークラス」という下層階級。著者の社会学者で早大教授の橋本健二氏は、「誰でもいつでもアンダークラスに転落する可能性がある」と断言する。一体どういうことなのか――。

■貧しいけれど気楽な日常、なんてない

  ――社会の階級構造が大きく変わってきたということですが、どう変わったのでしょうか。

 これまでは「資本家」と「労働者」が基本的な階級で、その両方を併せ持った中間階級があり、その中にホワイトカラーなどの「新中間」階級と自営業者の「旧中間」階級がいるという4つからなる階級構造でした。ところが、非正規労働者がどんどん増加し、格差も拡大して労働者が「正規」と「非正規」の2つのグループに分裂してしまうようになったのです。階級構造は大きく変質し、非正規労働者という新しい下層階級「アンダークラス」が出現してきました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    脇雅史氏が自民批判「政党さえ勝てばいいでは国が終わる」

  2. 2

    ボロアパートの横に諸星和己が…竹原慎二さんのド貧乏時代

  3. 3

    ブレーク時は最高月収500万円 “即興なぞかけ”ねづっちは今

  4. 4

    中居正広“ジャニーズ残留”決定か…ウラに野望とカネと打算

  5. 5

    無策の安倍首相を尻目に…本田圭佑「電撃訪朝」急浮上

  6. 6

    静香次女コウキ ファッション業界で囁かれる“本当の実力”

  7. 7

    冠番組が2ケタ視聴率…出川哲朗に叶姉妹との意外な共通点

  8. 8

    綾瀬はるかvs石原さとみ 夏ドラマ「ホリプロ」対決の行方

  9. 9

    キムタク低迷と次女デビューで…動き出した工藤静香の狙い

  10. 10

    人権の意味をわからず 「LGBT支援は必要ない」という暴論

もっと見る