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深まる安倍首相の孤立 トランプ「北と対話用意」の本気度

 こうなってくると、「日米は100%ともにある」「最大限の圧力で一致」などと拳を振り回してきた安倍首相は、いい面の皮だ。

 12日からの欧州歴訪は、対北包囲網の強化が狙いだというからズレている。バルト3国とブルガリア、セルビア、ルーマニアをめぐるが、そもそも最初に訪問するエストニアを除く5カ国は北朝鮮と国交がある。

 このタイミングで、安倍首相の話に耳を傾ける首脳がどれほどいるだろうか。追い打ちをかけるように、韓国は慰安婦問題に関する日韓合意を事実上、反故にした。

「安倍首相は対抗措置とばかりに韓国が要請する平昌五輪開会式の出席を拒んでいるようですが、いつまで突っ張っていられるか。9月の自民党総裁選で3選を狙う安倍首相は東京五輪でホストを務めるつもりでしょうが、平昌五輪を足蹴にすれば、東京五輪に韓国大統領が出席することはまずない。文在寅大統領の任期は2022年までです」(朝鮮半島情勢に詳しい国際ジャーナリストの太刀川正樹氏)

 この間、「米国第一」を叫ぶトランプは北朝鮮危機をセールストークに、日韓に米国製武器を大量に売りつけた。シメシメといったところだろう。かたやトランプの威を借りて対立をたきつけてきた安倍首相の孤立は深まっている。

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