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NHK 4年前の女性記者過労死を公表「遺族の意向で伏せた」

 NHKは4日、4年も前に女性記者が過労死していた事実を発表した。亡くなったのはNHK首都圏放送センター勤務だった佐戸未和さん(当時31)。2013年7月24日、都内の自宅でうっ血性心不全を起こして急死し、翌14年5月、渋谷労働基準監督署から長時間労働による過労死と認定された。

 佐戸さんは東京都政を担当し、13年6月の都議選、同7月の参院選の取材を行った。

 同署によると、亡くなる直前の13年6月下旬から7月下旬まで1カ月間の残業時間は、過労死ライン(80時間)の約2倍にあたる159時間37分に上っていた。

 それにしても、なぜこんなに公表が遅れたのか? NHKは自社記者の過労死を伏せ、素知らぬ顔で、電通の過労自殺事件をはじめ、過労死問題を繰り返し報道してきたことになる。

 NHKは「当初は遺族側から公表を望まないとの意向を示されていたので、公表を控えていた」としている。最近になって、佐戸さんの両親から、「娘の死を再発防止につなげてほしい」と要望があったことから公表に踏み切ったという。

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