丸山久雄さん<4>社内の肩書きは課長代理 名刺は“部長代理”

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 1990年代後半から携帯電話とパソコンが一気に普及。通信各社は、高速通信化を進めることになる。民営化されたNTT東日本国分寺電話局の料金課で数々の“修羅場”をくぐり抜けてきた肉体派は2002年、花形の営業に異動する。40歳だった。

「通信会社は光ファイバー通信の準備にひた走っていた時期。その導入エリアをいかに増やすかが仕事でした」

 暴力団や右翼など厄介な契約者を相手に、70%前後だった電話料金の回収率を90%、ときには100%も達成した“剛腕”。その実力を見込んでの異動だろうが、料金回収とは、仕事の規模が違う。いくら実績を残したとはいえ、そんなにうまくいったのか。

「東京の福生市生まれでしょ。地元のつながりで福生市長や国分寺市長などは知り合いで。市長のアポイントを取って、営業部長と一緒に説明に上がって、導入のメリットやデメリットを説明したんだ。そうすると、『丸ちゃんならいいよ』と小学校や体育館など公共施設に高速通信設備を入れてもらった。ライフワークのカメが大いに役立ったね」

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