上阪徹さん<2>倉庫整理で覚えた段ボールを組み立てる技術

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 当時のワールドはバリバリ体育会系の組織で、配属されたブランドでは厳格な規律があった。

「新入社員はエレベーターの使用が禁じられていて、階段を走るんです。礼儀にも厳しくて、あいさつや言葉遣いはもちろん、身だしなみも注意されましたし、店に入る時はコートを脱ぐといった作法も教わりました。朝も早くて、みんな7時半には出社していましたね。僕は大学でバンドをやっていて不健康な生活を送っていたから、朝が苦手で……。毎日、泣きながら起きてました」

 販売研修を終えて本社で倉庫整理の下働きをやる中で身に付けたのが、段ボールを瞬時に組み立てる技術だ。大中小のさまざまな段ボールを日に何百箱と組み立てるうち、めちゃくちゃ速くなったという。

「自宅の引っ越しのとき、奥さんに『なんでそんなに速いの!』って驚かれてね。三つ子の魂百まで、じゃないですけど、今もパパパッてやれちゃうんです。腰を痛めない担ぎ方も覚えました。商品の袋を入れ替えたりしていましたから、服をたたむのもうまいですよ。立ったままでやれます。おかげさまで、いろんなことを学びました」

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