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「鉄腕アトム」3500万円 人気漫画の原画なぜ大化けする?

「愛と誠」といえば、1973年に「少年マガジン」(講談社)で連載が始まった人気漫画。そのカラー原画が「まんだらけ」の競売サイトで400万円で落札されて話題になっている。

 落札の経緯はミステリアスだ。講談社によると、74年に「愛と誠」の原画15枚(カラー10枚、モノクロ5枚)を外部に貸し出したところ所在不明になったという。そのうちの1枚が今年の4月20日に競売サイトに出品されて落札された。講談社は「44年ぶりに突然出てきたのでビックリしました」(広報室)という。

 今月5日にはパリの競売で手塚治虫が1950年代後半に描いた「鉄腕アトム」の原画が予想の6倍の26万9400ユーロ(約3500万円)で落札された。原画はどんなルートで流れてくるのか。都内の古書店店主に聞いた。

「アトムの連載は56年に始まりました。今では考えられませんが、当時は単行本にするという考えが薄かったため、手塚先生をはじめ人気作家が原画を雑誌の懸賞賞品に提供したり、ファンにプレゼントしていたのです。そうした作品が取引されています。このほか一発屋の漫画家が生活のために自分の原画を売ることもある。出版社や編集プロダクションが倒産したとき、社員が持ち出したケースもありました」

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