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数年前から高額契約「はれのひ」被害で考えたいこと

 店舗ホームページを見ただけで安易に高額契約するのは危険だ。成人式当日に立ちすくむ母子。着物の販売・レンタル「はれのひ」が突然店を閉じ、新成人が成人式で振り袖を着られなくなった問題。中には「娘がかわいそう」と泣き出す母親までいた。

 このテレビの映像を見て、同情すると同時にある種の違和感を覚えた人も少なくないだろう。ひと昔前の“大人”なら、成人式当日に親の手助けなど恥ずかしくて拒むのが一般的だった。連れ立って歩く姿も見かけなかったものだ。

 もちろん、今回の事件は業者が一方的に悪く、一般消費者が会社の財務状況まで調べるのにも限界がある。神奈川県警などは詐欺容疑を視野に同社を調べるという。

 だが、賢い消費者になるには、業者のセールストークをうのみにばかりもしてはいけない。それでなくともレンタル着物業界は会計システムが不明瞭で、今年度も8日の成人式まで国民生活センターへの苦情や相談は223件に上っている。5年前には大手の「一蔵」「京彩グループ」が、消費者庁に景品表示法に基づく措置命令を受けた。いずれもホームページやカタログでセット価格をうたっておきながら、後に別途料金を請求するというもの。現在は是正されているが、カタログ通りの振り袖を着るには、さらに10万円程度の費用が派生するシステムだった。

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