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阪大入試ミス “1年遅れ合格”の経済的損失は1人1000万円超

 だったら阪大に転入せず、現役のまま他大を卒業した方がいいかといえば、そういうものでもないらしい。「キレイゴトぬきの就活論」の著者で大学ジャーナリストの石渡嶺司氏はこう言う。

「1、2年の浪人、留年なら就職活動への影響はほとんどありません。阪大を落ち、現役で旧帝大以下の国公立や有名私大に進んで就職するより、数年遅れでも阪大に入った方が大手企業に入れる可能性は高い。入り直す価値は十分あります」

 とりわけ今回の30人はいずれも理系学部。メーカーの研究職など引く手あまただ。

「多くの大手メーカーでは入社後に、旧帝大クラスの出身者を対象に大学院の学費相当の奨学金を出す制度を持っていますし、出世コースにも乗れる。このクラスの大学出身者は、やはり優遇されます。医学部なら、将来、大学病院での研究や開業することも考えるでしょう。阪大は学閥も大きく強い。結果的に浪人して東大、京大に受かったのならともかく、捨てるにはもったいないブランド力を持っています」(石渡嶺司氏)

 入試ミスは許し難い。とはいえ、簡単に切って捨てるわけにも……。

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