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忍び寄る 「健康格差」 NHKディレクター神原一光氏が警鐘

  ――それならば費用もそこまでかからない。

 いま、新しい政策を打とうとすると、すぐ「財源はどうするんだ」という話になりがちです。「財源がない。じゃあ増税。それはできない」という循環です。でも既存の予算内で、もっと賢いやり方が提案できるはずです。ベジ・ファーストなどは、「野菜から先に出してくれませんか」と飲食店に呼びかけるだけの話ですから。

  ――カネをかけることがすべてではないと。

 もちろん、経済対策や社会保障費の再分配について議論しなければなりません。しかし、日本社会の“足腰”を鍛え直すため、足立区やイギリスのような賢い政策を国ぐるみで取り組むべき時ではないでしょうか。10~15年という長いスパンかもしれませんが、確実に日本の健康水準が底上げされるはずです。底上げされれば健康な人が増えるわけですから、働き続けられる人が増え、みんなが活躍できる。健康な社会になれば、医療費の増大も食い止められるかもしれない。「急がば回れ」の発想です。

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