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忍び寄る 「健康格差」 NHKディレクター神原一光氏が警鐘

  ――意識を高めるため、国や自治体が「生活習慣病予防」などと呼びかけていますが、なかなか効果が上がっていません。

 個人のモラルに訴えるのは、もはや限界が来ていると考えます。意識の低い人に「健康診断行った?」と聞いても「面倒くさい」「何か病気が見つかると嫌だから行かない」と言う。啓蒙ではなく、新しい政策のアプローチが必要だと考えています。

  ――具体的にはどういったアプローチでしょう。

 例えば、足立区は区内の飲食店などに、お客さんが最初に野菜を食べる「ベジ・ファースト」を呼びかけ、店側も実践しています。居酒屋なら野菜中心のお通しを最初に出すといった具合です。イギリスでは政府と食品業界が協力し、一般の食品に含まれる食塩の量を8年かけて徐々に減らしていきました。つまり、意識の低い人も知らず知らずのうちに健康になる仕掛けを打ち出していくということです。

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