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忍び寄る 「健康格差」 NHKディレクター神原一光氏が警鐘

社会全体で健康水準を底上げしなければ皆沈む

  ――政府の側も、まだまだ自己責任論が根強い。

 国は97年から糖尿病などの「成人病」を「生活習慣病」に改称しました。それで、生活習慣を管理すれば予防できるんじゃないか、という印象が強くなったのかもしれません。ただ、番組に出演された評論家の宇野常寛さんもおっしゃっていましたが、国民から税金を取っているのに「自己責任だから知りません」というのは、国家として成立しないだろうと思います。憲法でも「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と規定していますしね。

  ――健康格差解消のポイントは何でしょう。

 キーワードは「底上げ」です。健康志向の高い人は、言われなくても体に悪いものは食べず、良いものだけ取るよう心がけ、皇居の周りを走るでしょう。一方、時間や金銭に余裕のない人ほど健康への配慮がおろそかになり、どんどん不健康になる。健康意識の低い人、健康に気を配れない人をいかに底上げできるかにかかっています。

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