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忍び寄る 「健康格差」 NHKディレクター神原一光氏が警鐘

  ――とはいえ、健康に無頓着な人も多いですよね。

 確かにそういった方はいらっしゃる。でも、不健康な人が多くなれば医療費は増大し、国民全体の負担が増えていくことになります。「自分は健康だから関係ない」は通用しません。社会全体で健康水準を底上げしていかないと、健康な人も足を引っ張られ、皆が沈んでしまう可能性がある。そこでよく出てくるのが自己責任論です。

  ――確かに、普段から健康に気を配っている人が、「健康は自己管理するもの。何で不摂生している人の医療費を負担しなきゃいけないんだ」と思ってもおかしくはありません。

 実際に番組の討論でもそういった意見は出ました。私も「そうかもしれないな」と思ったこともありました。しかし、いまや非正規雇用の人たちは40~50代に突入している方も多く、世代的に言えば「団塊ジュニア」ですから、相当なボリュームです。この世代がさらに高齢化していくと、自身の生活もさることながら、社会保障制度そのものも危うくなってくる。もはや自己責任論を議論している段階ではなくなっています。

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