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忍び寄る 「健康格差」 NHKディレクター神原一光氏が警鐘

  ――「健康格差」はどこまで広がっているんでしょう。

 すべての世代に忍び寄っています。例えば、中高年層に多いはずの糖尿病が、30~40代の特に非正規雇用の人たちに蔓延しつつあります。本に書きましたが、金沢市の医師に、20代の方の口腔内の写真を見せてもらったのですが、糖尿病の合併症の歯周病が進行し、歯がほとんどないのです。

  ――最近は「下流老人」「子どもの貧困」についても問題視されています。

 高齢者や子ども世代についても、自身や親が低所得だと食費を削るケースが多く、結果的に食事が安価で高カロリーな炭水化物に偏ってしまうことが見られました。取材班が出会った単身の70代男性は、カルシウムやビタミンが不足して骨粗しょう症を患い、外に出るのもままならなくなってしまっていた。また野菜、魚、肉より炭水化物中心の食事になると、太る傾向がある。貧困家庭の子どもは肥満がちになり、生活習慣病を発症するリスクも高まると危惧されています。

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