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井筒和幸
著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

<136>最高の背景求め…ロケハンで思い出す「至福の時」

 先日、映画を作るための、その場面のイメージに合う土地を探しに越前・福井まで出かけた。もちろん、助監督たちと車に乗り合ってのことで、東名高速道を8時間かけて、ひた走った。

シナリオどおりに画面を作るための、ロケーションハンティング、「ロケハン」という。ちなみに、前段階のシナリオを書くためにイメージハントに出ることはシナハンという。バブル時代はよく海外ロケハンに行かされた。お菓子のプリンのCM制作で、プリンを食らう女の子の背景画だけを求めて、わざわざ世界中を探しまくったこともあった。さすがにバブル期、CMの制作費が1億円あった時代だ。今では考えられない企画がまかり通っていた。

 プロデューサーから「監督、可憐な女の子を手前に立たせて絵になる荒涼感のある山並み、南アルプスのような感じのロケハンしてきて下さい」の一言から仕事は始まった。

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