喫煙シーンにTV局が抵抗するか視聴者から文句が上がるか

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碓井 なかでもびっくりしたのは「テレビをダメにしたのはそもそもテレビ局じゃないか」と、“本丸”に攻め込むようなことを第1回で主人公に言わせたこと。主人公は倉本先生自身を思わせるベテラン脚本家の菊村栄(石坂浩二=76)であり、一種の先生の宣言だと感じました。

倉本 やっぱりね、常に怒りのパッションを持っていないと、僕の場合は書けないんですよ。このドラマで僕の過去の系譜からいうと、一番近いのは、第6話。カリカチュアライズ(欠点や弱点などを面白おかしく誇張し、風刺的に描くこと)をせずにリアルにやろうと思いました。世の中や若者に対する怒りのエネルギー。ハッピー(松岡茉優=22)のレイプ事件も描きましたが、書く材料には事欠かなかった。

碓井 第6話では、菊村がやすらぎの郷の理事長で医師の名倉(名高達男=66)から肺のレントゲン写真を見せられて、「長生きする気はないんでしょ?」と聞かれます。菊村が「はい」と明るく答えると、名倉は「たばこは無理にやめるとストレスになる。副流煙を気にする人とは付き合わなければいいんです」と。菊村が「あなたは名医だ」とうれしそうに笑っていました。いまや喫煙自体が犯罪扱いですからね(笑い)。

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