• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「馬たちよ、それでも光は無垢で」古川日出男著

 福島県出身の作家は、かつて東北6県を舞台にしたメガノベルを執筆。その主人公である兄弟に「そこへ行け」と突き動かされ、東日本大震災1カ月後の被災地に足を踏み入れた。自らの内なる声に耳を澄ましながら、被災地で目にした情景をつづる手記。

 震災当日、次作の取材のため京都にいた氏は、テレビの報道を注視し続け、時間の感覚が喪失する「神隠しの時間」を過ごす。その間、「どうして犠牲者は私ではないのか」との自問が続く。

 15日後、顔見知りの編集者に福島行きへのサポートを依頼。話はすぐにまとまり、4月のある深夜、同行者3人とともにレンタカーで「そこを見る」ために北に向かい、作家の目で見た被災地をリアルタイムで描く。 (新潮社 400円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    キーマンは“任侠”代表 急浮上する山口組3派再統合話の行方

  2. 2

    黒田総裁は“白旗”か…ついに日銀が「株を買うのをやめた」

  3. 3

    総裁選の争点に 石破氏の秘策は「加計問題」と「脱原発」

  4. 4

    今年も唯一ゴルフ不参加…福田元首相はやっぱり“アベ嫌い”

  5. 5

    進学説の真偽は…金足農・吉田輝星めぐるプロ争奪戦の内幕

  6. 6

    地元は必死に寄付金集め 金足農“想定外”快進撃の舞台側

  7. 7

    イメージダウン必至の日本大学 新入生の半数は付属から

  8. 8

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  9. 9

    二軍で“塩漬け”の巨人ゲレーロ 古巣中日勢に漏らした本音

  10. 10

    ベトナムに完封負けも…森保U-21代表は優勝候補の韓国回避

もっと見る